「神の雫」 シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ [1994] ダニエル・モワンヌ・ユドロ
こちらもよろしくお願いします。
コミック「神の雫」「ソムリエ」で登場したワインをリストアップしました。
「神の雫」第一の使徒予想激ハズレ記念です。
アムルーズは確信がありましたが、造り手ヴィンテージはハッキリ言って、全く感覚だけの予想でした。(苦笑
私は、一番印象の近かったヴォギュエを選びましたが、実は裏の一本が存在していました。
それが今回のユドロです。
遠峰が選んだワインのロングショットで、ネックラベルが無かった事から完全にリストからは消えましたが。
選んだのは、ヴィンテージ94、近年これ以下のない最悪のヴィンテージです。
オフヴィンテージのピノ、11年もの。
ピークを越えている可能性の方が高いとも感じていました。
さて、お味はいかがでしたか。
テイスティングレポートです。
コミック「神の雫」「ソムリエ」で登場したワインをリストアップしました。
「神の雫」第一の使徒予想激ハズレ記念です。
アムルーズは確信がありましたが、造り手ヴィンテージはハッキリ言って、全く感覚だけの予想でした。(苦笑
私は、一番印象の近かったヴォギュエを選びましたが、実は裏の一本が存在していました。
それが今回のユドロです。
遠峰が選んだワインのロングショットで、ネックラベルが無かった事から完全にリストからは消えましたが。
選んだのは、ヴィンテージ94、近年これ以下のない最悪のヴィンテージです。
オフヴィンテージのピノ、11年もの。
ピークを越えている可能性の方が高いとも感じていました。
さて、お味はいかがでしたか。
テイスティングレポートです。
香りは極めて薄い印象で、華やかさはありません。
フルーツの香りの中に、花の香りもあり、決してピークを越えてはいない印象です。
ちょっとグラスを回してみると、干し草や腐葉土っぽい香りがその熟成度を訴えかけてきます。
一口含むと、す〜っと引いていくような、弱い印象。
一瞬あれ?っと思うのですが、実はこれが超高級ピノにありがちな現象でして、そのあとに広がる酸味の美しさと無限と思えるような広がりは、まさに森を抜けた印象です。
余韻は長くありません。 しかし美しいままに儚く消えていく感じです。
やっぱりオフヴィンテージ。
これは、隠し切れません。
全体の弱々しい印象はそこに起因するモノも少なくないでしょう。
ただし、、、これこそ、感動モノのワインでした。
抜栓直後から1時間ほどかけて味わいが徐々に加齢していき、熟成ワインの魅力を発揮しました。 さらに時間かけて飲みきる頃にはピークを越えた印象になっていました。 思い上がった言い方かもしれませんが、自分の目の前でピークを越えていくワインを目の当たりにした感じです。
そしてなにより、94年のオフヴィンテージからこれだけのワインをまとめ上げた造り手に喝采。
料理に合わせる? 全く不要です。
正確に言えば、料理と併せることでそのワインのもつ儚い美しさを壊すのが怖い感じもあるのですけど、儚く美しくまとまったワインの全てを感じ取りたいと思ったら料理は口に出来ませんでした。(苦笑
今回は結論なんて不要ですよね。
「恋人たち」と言う名のワインに男ばかりでつきあってくれた、フランス帰りのSシェフ、いつもワインに対するコメントを外しがちなバーテンダーNさん。 いつもくだらないギャグを肴にワインを飲んでいる仲間ですが、今回は一切ギャグ無しで共に感動を分け合えた、極めて幸せな2時間でした。
ミュジニー村の村長を務めるユドロ氏は後継者がなく、ドメーヌの存続が危ういそうです。
今でも生産量は極めて少ないのですが、この先この味が閉ざされるかと思うと… 残念でなりません。
最後にこのワインが「第一の使途」となりえたのか、個人的検証を蛇足的につけておきます。
印象は、陰のワイン。
深い森を抜けていくイメージは感じられます。
最後の決め手、2匹の蝶は… 秋の夕暮れに舞う蝶でした。
さすがに94年は…無理だったかもしれません。(苦笑
あと、更なる蛇足で言わせていただければ、「第一の使途」の印象はやはり先に漫画を読んでいるから出てくる言葉であって、自らそのイメージを導き出して語ることは絶対無理!(爆
シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ ダニエル・
モワンヌ・ユドロ 在庫情報
フルーツの香りの中に、花の香りもあり、決してピークを越えてはいない印象です。
ちょっとグラスを回してみると、干し草や腐葉土っぽい香りがその熟成度を訴えかけてきます。
一口含むと、す〜っと引いていくような、弱い印象。
一瞬あれ?っと思うのですが、実はこれが超高級ピノにありがちな現象でして、そのあとに広がる酸味の美しさと無限と思えるような広がりは、まさに森を抜けた印象です。
余韻は長くありません。 しかし美しいままに儚く消えていく感じです。
やっぱりオフヴィンテージ。
これは、隠し切れません。
全体の弱々しい印象はそこに起因するモノも少なくないでしょう。
ただし、、、これこそ、感動モノのワインでした。
抜栓直後から1時間ほどかけて味わいが徐々に加齢していき、熟成ワインの魅力を発揮しました。 さらに時間かけて飲みきる頃にはピークを越えた印象になっていました。 思い上がった言い方かもしれませんが、自分の目の前でピークを越えていくワインを目の当たりにした感じです。
そしてなにより、94年のオフヴィンテージからこれだけのワインをまとめ上げた造り手に喝采。
料理に合わせる? 全く不要です。
正確に言えば、料理と併せることでそのワインのもつ儚い美しさを壊すのが怖い感じもあるのですけど、儚く美しくまとまったワインの全てを感じ取りたいと思ったら料理は口に出来ませんでした。(苦笑
今回は結論なんて不要ですよね。
「恋人たち」と言う名のワインに男ばかりでつきあってくれた、フランス帰りのSシェフ、いつもワインに対するコメントを外しがちなバーテンダーNさん。 いつもくだらないギャグを肴にワインを飲んでいる仲間ですが、今回は一切ギャグ無しで共に感動を分け合えた、極めて幸せな2時間でした。
ミュジニー村の村長を務めるユドロ氏は後継者がなく、ドメーヌの存続が危ういそうです。
今でも生産量は極めて少ないのですが、この先この味が閉ざされるかと思うと… 残念でなりません。
最後にこのワインが「第一の使途」となりえたのか、個人的検証を蛇足的につけておきます。
印象は、陰のワイン。
深い森を抜けていくイメージは感じられます。
最後の決め手、2匹の蝶は… 秋の夕暮れに舞う蝶でした。
さすがに94年は…無理だったかもしれません。(苦笑
あと、更なる蛇足で言わせていただければ、「第一の使途」の印象はやはり先に漫画を読んでいるから出てくる言葉であって、自らそのイメージを導き出して語ることは絶対無理!(爆
シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ ダニエル・
モワンヌ・ユドロ 在庫情報
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2005.12.12 Monday
- フランス-ブルゴーニュ
- 10:03
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