マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #174 「アイディアマン、もう一人」
************ ガーデンパーティー・バトルのルール ************
10品目の料理(通常の1/2の量)とペアリングされた酒、食後にはノンアルコールを、2万円以内で提供。(証拠提出義務)
バトルは10品目を30人の客が5段階評価で採点する。
提供されたメニューはバトル後も店のメニューに掲載する。
■ 意味不明その1
ローカル・ケーブルテレビで「突如」放送されるこの企画に、誰が興味を持つのでしょう
先週も書きましたが、ローカルな隣接2店舗のバトルを、ケーブルテレビで放送して、何が面白いのでしょうね。(苦笑
一部はネット配信されるとは言っていましたが、ネット配信でこそ、完全中継しないとダメじゃないかと思うのですけど… 漫画的にも、ネットの反響がリアルタイムで表現できたほうが、盛り上がる気がします。 たぶん、ドサクサに紛れて、ネット配信がねじ込まれそうな予感はしています。(笑
■ 意味不明その2
このバトルを ひすとりく が受ける必要性が全く感じられません。
成り行きで受けることはすでに確定しているようで… さらに、隣のモンターニュの開店時、モンターニュの親会社が ひすとりく を買い叩くと庭先で語っていた事を、流菜が聞いていたエピソードを持って、敵対心を煽っていますが…
このエピソードすら、もはやテンプレート感しかない、わざとらしさです。 バトルは拒否するのが、現実です。
■ 意味不明その3
ルールは、作者のコダワリ は 感じられますが… 料理とお酒の組み合わせで10品目って!(絶句。
ひすとりく の会席コースとしても、モンターニュのフレンチコースとしても、グランド・メニューにも残す物としては、意味不明な物量です。 まぁ、前菜(付き出し)なら5種盛りなんてのも可能ですから、料理としてはアリかも知れませんが… すべての料理に、お酒(おそらくワイン)をペアリングなんて単に煩わしいだけですし… 食事中に酒をグラス10杯飲む人って…普通ですか? 私はやりますが…(爆
◎ 唯一驚き
ルールで意外だったのは、料理とのペアリングは「お酒」としか書いていません。
ルール上は「ワイン」じゃありません。(驚愕
ま、過去の感触ですと、作者にとって「ワイン」こそが「THE酒」ですから、マリアージュは全部ワインだったというオチが当然なのでしょうけど。
■ 意味不明その4
両者の対応策が、滅茶苦茶アバウト。
原島の知人からTVでの広告効果を餌に、自慢の国産ワインを集める計画に、雫はアイディアマンだと大絶賛(流菜への原島推し)ですが… 東京の店舗関係者にとって、ローカルケーブル局の広告効果って?(苦笑
瑠璃山は、見目麗しいスタッフによるサービスで、バトル時は高級食材・ワインを振る舞い、メニュー掲載時には、ランクを落とした食材にする計略。
そもそも、瑠璃山ソムリエがそこまでこの計画を仕切る不自然さも半端ない上に、すべてが恐ろしいほどに安直で、既視感満載な机上の空論。 2万円のコースで10種類の酒をグラスでサーブするのに、タルボどころか、コネターブル・タルボでも絶対にオンメニュー出来ません。 何をどう原価計算しているのか… いかにも子供だましの犯罪計画は、作者お得意の推理クイズの設定みたいで、リアルさは微塵も感じられません。(苦笑
このレベルの低さは、もう大人の読み物じゃありません。(断言
ヘルプで集められた見目麗しいスタッフの間に漂う、瑠璃山への不信感が描かれていますので… これがスタッフの店へのレジストへ発展する… ん〜それも有りがちで、面白みは薄いですね。
今週号の内容の軽薄さは、おそらく「神の雫」歴史上でも、最悪の部類ではないでしょうか。
もう、気がつくところ全て指摘していったら… 際限が…
何もかもがいい加減なので、途中のルール変更や、無消化の可能性も大と見ています。
10品のペアリングとなると、パーティーの場面だけでも、かなり長引きそうですので、読者を煙に巻くのも平気でしょう。
次号は休載だそうです。
何故か、私はホッとするのですけど。(爆死
おまけの余談:本編で絵の中に見て取れる@pmail.comは存在します。(笑
今週登場したワインは。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2019.04.11 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 11:21
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グラス300脚...
大変ですね笑
バンケットのあるホテルならまだしも
10種類のグラスを各30脚、今まで大したワインを供していなかったオーヴェルジュがたった3日間で借りてくるだけでも計画に無理がありますね。
それともTV局が準備してくれるのでしょうか?
まさか食器のレンタル業者から宴会用のグラスを借りて来ないでしょうね?
正直ワインのセレクトよりもグラスの手配だけで相当苦労すると思うのは私だけでしょうか?
まぁ見目麗しいスタッフだけでも久々に見る価値ありますね。
そういう事でワインや食事が美味しくなるという部分は良くわかっている様で安心しました。
ワインに限らずお酒ってサービスや内装等の雰囲気、席を共にするメンバーでも印象が大きく変わる大事な要素ですからね。