マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #159 「肉と古酒の別離」
近々の2〜3話の内容って、ここまで長々と必要ですかねぇ?(苦笑
極めて念入りに、須毛(古酒)と石山(熟成肉)の店の歴史から、豊多香の来店、仲違いの原因まで事細かに語られて(設定されて)いますが…
大した意外性もなく、私には、仲違いありきの安直な、こじつけストーリーにしか感じられません。
ソムリエが居ない状態でのメディア取材… 設定では名前を明かした取材の様でしたが、それでもワインがうまくマッチング出来ないって、普段の営業でもソムリエが居ない日には、ワインがマッチング出来ないって事ですよね。(爆笑
真夏にワインセラーが壊れた!修理は明後日! 絵はウォークインワインセラーですので、普通は、古酒であればあるほど、ワインを移動させることより、まずは部屋を冷やす工夫をしますよね。 それが対策を検討している短時間で庫内温度が上がってしまうって… これ常温の部屋に設置してある小型ワインセラーの感覚になっちゃっていますし… セラーが壊れた瞬間がわかっていて、今から温度上昇始まります… みたいな描き方で、状況も、対策も全くリアリティがありません。
さらに、熟成肉用冷蔵庫にワインを入れるって言うのも、熟成肉用冷蔵庫をリサーチしているのでしょうか? さくっとネットで調べただけでも、温度管理・湿度・空気の対流などの問題や、営業に向けてランニング中の庫内へヴィンテージワインを持ち込めるとは、とても思えないのですけど…
作者が思いつきだけで作る自己満足ディディールなので、矛盾が「生」のまま放置されている感じで、とても気持ち悪いのです。
神の雫って、いつもそうなんですよね。(汗
部屋に置いてある家具、モールに施された彫刻は豪華っぽくて細かいのですが、1周してみたら、最期の突き合わせで絵柄が合いません… さらに全体を見ると脚の長さがチグハグで家具として使えません… って感じ。
成り行き展開の状況説明、後付論理の説明ばかりで、結局一貫した明確なプロットは見えてこないまま、突如、雰囲気だけで、ドッカンと解決に至っちゃうんですよね…
ただ、今回はすでにキーとなるワインが存在している事が、1ページを割いて描かれています。 神の雫では「超」珍しい伏線です。 この描き方もわざとらし(中二病的)過ぎて、鼻で笑っちゃうのですが…。
私は、生ぬるい眼差しで、以下に留意して今後をチェックしたいと思っています。(笑
1)この設定を活かした、「ユニークな解決手法」が取られるか。
2)仲違いを解消する「決め手に共感」できるか。
3)決め手となる「ワインに絶対的必然性」が感じられるか。
ま、これらがクリア出来るようなら、今頃「神の雫」は、「このマンガがすごい!」にノミネートされ、もしかしたら「アニメ」化までされていたかも知れませんね。(爆
で、今、神の雫の記述2枚目まで読んだだけの状態からの捜査だってこともお忘れなく。(爆
雫、まずお前がやるべきことは、須毛と石山の おっさんLOVE復活ではなく、残りの記述を読むことだ。
今週登場したワインは。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2018.12.06 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 10:46
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このマンガを覆うBL臭が…基本的に受け付けません。