マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #145 「夢と現」
はい、お待ちかね、雫がこだわりまくった「皇帝」がどうなったか…
カリピノの銘柄は何だったか… が明らかにされるお話です。
問題の「皇帝」は歩いて「明の十三陵」へ行きました。
やれ、皇太子だ皇后だと、マリアージュの本質とは全く関係のない妄想を、ご満悦に展開していましたが、最終的に皇帝14人(「明の十三陵」に祀られる13人+そこへ歩いて行った皇帝)を並べて、「皇帝のクロニクル」マリアージュだそうです。(爆死
ワインはピゾーニでした。
”カリフォルニアのロマネ・コンティ”ではなく、”カリフォルニアのラターシュ”でした。
数ある、カリピノ都市伝説のひとつ、ラターシュ・クローンと噂されるピゾーニ。
パーカーさん好みの、華やかで現代的なフルボディ・ピノですね。
「神の雫」のメインコンテンツが、作者がワインを飲んだ時に抱く「心象風景」であることは、間違いない事実で、そのイメージは、常にとてもカッコよく、尊大なイメージで描かれるのですけど…
ん?「明の十三陵」には、明朝最後の皇帝まで祀られているのに、歩いて行った皇帝は、どこの皇帝ですか?(笑
あと… 現在の「明の十三陵」の建物の階段を登る皇帝は、何時代の皇帝ですか?(爆笑
ってな、レベルの妄想の上、「皇帝のクロニクル」なんて意味不明な言葉を大上段に構えて、威張っていますが…
感覚が日本人で、中国4千年(笑)の歴史は、単一民族、単一国家みたいな感じで、脈々と受け継がれた皇帝の歴史があるようにも取れる、実に安直(おバカ)なイメージに過ぎません。
ロベールのセリフで…
「北京ダック」とは不思議な食べ物だのお
長い時間をかけ あたかもこの世界そのものをひとつの皿のうえに収めようとしたかのようじゃ
植物 動物 穀物 そして味噌を作る微生物…
この世の理のすべてが表現されておる
だからこそこれを好んで食べたのが
皇帝であるという事実にも同等の重みを感じながらワインを選ばなくてはならぬ
「皇帝のマリアージュ」とはそういう謎かけじゃ
あたかも真実を述べているようで… その実、雰囲気だけの意味不明なセリフです。(爆
どれくらい意味不明かを明確にするために、名古屋版にしてみました。
「味噌煮込みうどん」とは不思議な食べ物だのお
長い時間をかけ あたかもこの世界そのものをひとつの「どんぶりの中」に収めようとしたかのようじゃ
植物(ねぎ) 動物(名古屋コーチン+卵) 穀物(うどん) そして味噌(八丁味噌)を作る微生物…
この世の理のすべてが表現されておる
だからこそこれを好んで食べたのが
「織田信長(贈正一位)」であるという事実にも同等の重みを感じながらワインを選ばなくてはならぬ
「殿上人のマリアージュ」とはそういう謎かけじゃ
もちろん、信長が味噌煮込みうどんを食べたと言う史実はありません。
が、これくらいバカバカしい内容であると…(笑
個人的に感じるのは、そのイメージに絡められたワイン(ワイナリー)もいい迷惑ですよね。(汗
そういえば、TVで自画自賛していたという、「ローマの休日の最後のシーン」はどこへ?
次号(8/9発売号)は休載だそうです。
次号が36・37合併号ですので、次回掲載は38号(8/23発売)です。
では皆様、良い夏季休暇を!
今週登場したワインは。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2018.08.02 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 11:09
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神の雫ワールドでは
植物・動物・穀物・微生物がこの世の理の全てなんですね!
更に言えば鉱物にも可食物はあると思いますし北京ダックの調理にも塩などの鉱物は使われていると思いますが…
ほんと馬鹿馬鹿しいですね。
こんな史実かどうかも検証できない妄想まで出てきたらもうなんでもありです(笑)
Pisoni良いワインですね。
特に質の良いディジョンクローンのカリピノって若い頃はちょっと甘い、よく持たれているカリピノのイメージ通りのワインなんですけど5-6年以上熟成させると徐々にgrands crusの様なニュアンスが出始めるので作中ではどのヴィンテージだったのでしょうか?
ところで信長って大正に正一位を贈位されたんですね。