マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #130 「幻の抱擁」
愛する人との死別をベースに話を構成されると、それだけで名作指数は急上昇します。
個人的には、大した工夫もなく、その手法を取り入れただけのお話は「嫌い」です。(苦笑
「ようやく巡り会えた、亡き妻のワイン」なんて感傷的なアオリも無視し…
冷静に今回の話を見ると…
まぁまぁ、呆れるばかり、やりたい放題の成り行き設定変更と新事実の発覚オンパレード。
1)ブルゴーニュワインは、佐和子が最初に自己主張で併せようとしていたワイン。
(それを持って写真に写ってたの!?)
2)劉姉弟の前で佐和子がワインを併せたのは、ニガリ豆腐で作った麻婆豆腐だった。
3)後に佐和子の影響でテロワールに拘った結果、周は麻婆豆腐に石膏豆腐を使うようになった。
4)石膏豆腐を使った麻婆豆腐を気に入った王大人は、ワインを持ち込んでいた。
5)そのワインと同じモノが、店のセラーにあるかどうかはわからない。
6)後に佐和子が石膏豆腐に併せたワインはセラーにあるかもしれない。
(一部3/30に修正)
雫が持ってきたワインを飲んだ周は、心象風景の中で佐和子と再会!(爆
さらにその心象風景はマリアージュとは一切無縁。
最高に笑わせていただいたのは、心象風景の中で佐和子が小舟で去っていく時の早さ!
「... 佐和子さんの 思いが 遠ざかっていく 幻の ように …」
それは、モーターボート並の速度でした。
作者大好きBYO。 王大人もBYOしていたようです。
これで佐和子のワインは、雫たちにとって無意味に。
さらに、店のセラーは健在で、佐和子のワインはそこにあるかも!!!
王大人BYOと同種のワインが店のセラーにあるかどうかはわからない…
ってことは、店に置いていた事は確実な訳で… さらに同銘柄をBYOする王大人って…(爆死
で、王大人はビンテージワインをBYOした、当日抜栓してたりするんですよ…「神の雫」恒例。(笑
そして、肝心な勝負で… まず、周の麻婆豆腐が出される訳ではありません。
次に、王大人がマリアージュさせていたワインと同銘柄をそのまま出すのでは、話も勝負も「下の下」です。
いつものパターンで、完璧を超えたマリアージュを宣言してくるのでしょうけど、だったら最初から自分のメソッドでワイン探しをするべきだと思います。
雫たちのアプローチ自体が間違っている気がします。
もう、何が何なのか…
よくもまあ、その場限りの雰囲気だけを取り繕って… こんな無責任な話を掲載出来るものです。
次号は休載だそうです。
今週登場したワインは。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
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■ ドラマ神の雫
- 2018.03.29 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 10:09
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神の雫効果です(笑)
勿論私はしっかり休ませてから飲みますし、
当然併せる料理は麻婆豆腐ではありません(笑)
併せるなら最近ハマっている銘柄鶏(ブロイラーなんですけどメチャ旨いんです!)があるので、ローヌを巡ったときに感動した、PICのカジュアルレストラン(確かandre)の、ソースディアブルを添えた胸肉のグリエなんかをイメージしてペアリングしてみようかと。
ピックは女性シェフのプロデュースらしく優しいソースディアブルでしたが、もう少し胡椒と唐辛子を利かせた刺激の強いソースにしてみようかと・・・あれっ?
ソースの仕上がりを想像してたら、麻婆豆腐に少しだけ柔らかい酸味を加えると、意外としっかりしたGrenacheと会うかも?
なんて思っちゃいました。
あながち麻婆豆腐とCNPは悪くないかもしれませんね。