マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #128 「羊雲の味わい」
はい。今週はそれだけです。
石膏豆腐を自分で作る事の意義が、さっぱり解りません… これ必要???
オキモト女史の絵で、老人2人と男どもが豆腐を作ってる様子を延々と見せる。
これは、才能の無駄使いではないか…
作者は、「赤ワインは肉、白ワインは魚と合わせると良い」という、もはや誰も口にすらしないほど古典的なマリアージュ理論はあっさり否定できましたが。
それ以上のマリアージュ理論が構築できず、「ワインと同じ産地の郷土料理は合わせやすい」というこれまた定番マリアージュ理論を、「テロワール」という妙に「カッコイイ」専門用語的な言葉を曲解する事で、あたかも新しいマリアージュ理論を展開しているかの様に見せています。
そして、ワインと合わせるメニューのお料理教室で誤魔化すのが、最近のテンプレートの様です。
いつもは、業界の「超」有名シェフの元へ、取材という名目で、料理を食べに行く様子が描かれますが…
今回は、「豆腐」作りという、作者の食指が動かない分野で、さらに現場が地味、そして、「神の雫」の作者様であらせられる事への忖度が受けられない業界なので、自分で作っちゃったのでしょうか?(笑
それにしても、ネットの情報をマネると失敗し、本を読んで作ると、「超」本格的な石膏豆腐が、初めてでも出来てしまう「安直さ」が、この漫画の本質を体現している様で笑えました。
今週登場したワインはありません。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
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■ ドラマ神の雫
- 2018.03.15 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 10:03
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「本格」
を求めているのはわかりますが、本格的な麻婆豆腐って少し黒み掛かったタレと舌が痺れるような山椒の利いたアレですよね?
如何に豆腐が優れた食感であっても
如何に豆腐の味わいが濃厚であっても
ワインと併せようって話しな訳ですから、まず戦うべきは山椒のビリビリじゃないんですかねぇ…
そもそも「本格的」って言葉を軽々しくキーワードに使い始め、それに加えて特定の銘柄探しでしか話を広げて行けないから違和感だらけなんですよね…
ワインに合う美味しい麻婆豆腐を経費で食べたことを物語にしたいなら銘柄探しではなく
『ワインに合う究極の麻婆豆腐を作る』
って話にすればいいだけなのに…
作者はなにか誤解をしているようですが、料理の方をワインに寄せるって手法でもマリアージュはできる筈なのですが…