マリアージュ 〜神の雫 最終章〜 #90 「雫の決意」
いきなり笑わせていただきました。
先週号、エンディングのコマは、テルツォのワインリストを見た雫の「目を見開いて」一言。
「…これは」
という絶句で終わっていました。
雫を刮目させ、「…これは」と言わしめるワインリスト。
普通、何か大変なイベント発生を期待しますよね。
ところが、今週号トップのコマは… みやびの一言。
「このワインリスト… イタリアワインに統一しているのね 頑張ってるっぽいけどなあ…」
読者をバカにしているの?(爆笑
まぁ、この流れが、今の「神の雫」を象徴しています。
「凄い事を言っているように見せ掛けて、内容は何も無い」
世界的に権威のあるワイン評論家っぽい集団、神の雫騎士団の幹部が言っている事は、単に個人的な好き嫌いだけ。
肝心のワインに関する記述は、インポーター資料を連想させる内容で、街中のワインショップのPOPの方が遥かに気が利いているレベル。
そして、今週号のエンディングは…
「僕は神咲雫 ワイン評論家 神咲豊多香の息子です」
---中略---
「マリアージュを プロデュースさせて下さい」
やっちまいました。
ついに、自ら権威を笠に着てしまいました。
一応名乗る時に、二の足を踏む様子は描かれていますので、作者自身としても言い訳は必要だった様です。
それともこれがタイトルの雫の決意だったのでしょうか?
キッパリ断られ、雫がいじけると面白い展開です。(爆
今までは、父親への反発もあってか、神咲豊多香の息子である事は明かさず、雫が滞在中に周囲が気づくパターンでした。
--- 雫が去った後で気づくとか、去った後も気付かないパターンがシリアスなドラマ(個人的嗜好)だと思うのですが、この作者、どうしても主人公(作者のメタファー)が褒め称えられるシーンを描かないと気が済まない様です。---
こうなると、最初っから、権威で褒め称えられ、終始大絶賛、凄い凄い、さすがだね! パターンがOKになります。
そう、まるで、神の雫の作者を名乗ってワインバーを予約するような流れです。(笑
そして、マリアージュをプロデュースするって…
なんでしょ、それ?
響きはカッコいいですけど…
現実的な話、今テルツォで出しているメニューに合うワインを選ぶってだけの事でしょう。
当然、作者の中で、合わせる料理とワインはすでに決まっているのでしょう。
だから、メイン2品の後に、ピザもしくはパスタなんていう、意味不明なコース設定(アラカルトもピザとパスタしかない)になっていたのですね。(苦笑
今回もまた、読者には全く無益、作者の自己満足に終わりそうな企画です。
残された楽しみは、作者がどの時点で、パスタはプリモ・ピアット(メインの一品目)だと気づくか…
もしくは、確信犯的に、読者を舐めているのかも知れませんが。
今週登場したワインは。
● ルナ コンティ・ゼッカ
● カベルネ・ラツィオ ポッジョ・レ・ヴォルピ
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2017.05.18 Thursday
- コミック「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」
- 11:11
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pastaやpizzaがprimi piattiどころか
「〆の炭水化物」= terzo piatto
って事で、店名もterzoにしてるなら「パスタを〆に出す」お店に対する洒落の利いた皮肉で面白いと思いますが。。。
ところでterzoってワインには詳しくないお店なんですよね?
「神咲豊多香の息子」って言ってわかるものなのでしょうか?
私も日常でつい皆が知っているものだと思い込み、「ベタンヌが・・・」なんて話してしまい、「えっ?誰?」って反応されてしまうことがあります。
まぁ作者は自分に都合の良い人達としか付き合わずに、意に介さない事を言う人たちは遮断しているから、そんな事もわからないのでしょうが。
恐らく作者は「神の雫」って名前が相当ブランド化していると勘違いしているでしょうね。
神の雫ワインサロンも根拠のない自信から立ち上げちゃったのが透けて見えますし。
あのサイト、商売を舐めている雰囲気がプンプン匂ってますし、絶対売れてませんよね?
どうせ「別に本気でやってないから売れなくったって全然いいんだよ」とか言ってそうです(笑)