今月の「ソムリエール」 le vin#129 最終話「永遠の空へ」
「ソムリエール」第百二十九話。フランス編 第十二話。
終わりました。 そのエンディングは、感動的ではあります。
ただ・・・(苦笑
やっぱり、尻切れトンボですね。
沢山描いてほしい内容が山積みになったまま、無理矢理まとめた感じは否めません。
教会のジョン・スミスも正体不明のままなら、教会とカナの繋がりも謎のまま。
今回の最終回でも、樹里と景山の関係も不明ですし、教会やらアルベルトのその後も描かれていません。
出来ることなら、施設のシスターから、エスポワールのメンバー、V.B.のスタッフ、そのほか日本でカナを支えてきた数多くの人々まで巻き込んだ、大団円を描いてほしかったのですが・・・。
まぁ、カナと片瀬が結ばれ、子供が生まれていて、笑顔で暮らしているということが、すべてを象徴しているのかもしれませんが・・・。
「ソムリエ」と同じパターンで、一話完結スタイルで主人公の日常を描いている間は、物語の本筋は動いていないのですね。
そして、連載終了が決まると、慌てて本題の解決編が始まるのですけど、その猶予はあまり無く、進展を端折って端折って・・・。
物語の収束に向けては、話のふくらみが無いんですね。
日本ではやはり「酒」の話は、ウケが悪いようで、とても残念です。
特に、「神の雫」がストーリー的に、かなり脆弱なもので、「ソムリエール」に期待する部分が大きかったが故の空虚感を強く感じます。
蛇足にはなりますが、不定期で総括をやろうかと思っています。
お暇な方は、おつきあいください。
コラムは【永遠の命】
う〜ん、コラムも尻切れトンボ。(爆 本編に実在するワインが登場してないのが原因かも。
今回登場ワインはありません。
楽天のシステム変更により 2017年以前の記事内 登場ワインリンク は表示されません。
下記リンク先の一覧はスマホからも見やすくまとめていますのでご参照ください。
■ マリアージュ 〜神の雫 最終章〜
■ 怪盗ルヴァン
■ 神の雫
■ ソムリエール
■ ソムリエ
■ ドラマ神の雫
- 2012.11.01 Thursday
- コミック「ソムリエール」
- 11:21
- comments(4)
- trackbacks(0)
多くの謎を持て余して終わってしまいました。
>今回の最終回でも、樹里と景山の関係も不明ですし…
ん?。失礼ですが、もしかして樹里でなく純子ですか?。(最終回に樹里はほとんど登場してないような……画面の欠けたフルブラウザ読者ですので見落としも充分有り得ます。ご容赦下さいませ。)
どちらにしても謎の女性ですし、そう言われればそこも謎ですね。 管理人さんと同じ視点ではないかもしれませんが、物語に久々に登場した頃、樹里はカナと景山の関係を探っていました。 対立する父から聞き出そうとしてまで…。 動機は何でしょうか?。
純子は景山の「もう一人」の孫娘なのかどうかも謎のままですね。
冒頭で片瀬とカナが既に結婚し、子供がいるという状況を把握し、教会の絵が出た時は「通りがかり」さん大当たり!かと思いましたが…。
数年前、「神の雫」が連載300話で記念巻頭カラーページにこんなコメントがありました。
『世界中が賞賛したワインの“表現”!!』
(これは連載独自のもので、単行本では外される文字と思われます。)
この少し前頃から「ソムリエール」ではワインスクール編。 あの明らかに場違いのキャラクターデザインの男・織田が、テイスティングでぶっ飛んだコメントをぶちかましていた頃です(笑)。
誰がみても「神の雫」への皮肉と思われた流れでした。
それを読んでいる者には、特に「〜ワインの“表現”」との部分に笑ってしまいました。
「私達の作品の表現に異論のある人がいるようですが、世界中から賞賛されているんですが何か?。」
…てな「ソムリエール」への皮肉返しに感じられたからです。
やはり少なくとも「神の雫」終了までは、「ソムリエール」のような作品も共存していたほうが良いような気がします。 「お目付役」と言ったら違うかもしれませんが…(苦笑)。